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*「落款を合わせる」2
4、堂本印象の印 (印名「印象生」) 左:検証印 右:真印 秀作とまでいきませんが、時々見かける落款で画も印象らしい良く描けた作品に見かけられます。 しかし検証印の右下「生」の文字が若干上にずれ、「象」の角度もおかしい模擬印です。 (帝技)堂本印象 Insho Domoto |
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5、伊藤深水の印 (印名「深水」) 左:検証印 右:真印 印章は捺印の環境や印凹部の目詰まりなどにより、全体的・部分的な 線の太細などが生まれますが、これは全体的に見て全てのバランスが合致しています。 印章落款鑑定は部分的なチェックも大切ですが、相対的なバランスを重視し、 最終的には天眼鏡などでチェックします。 伊東深水 Shinsui Ito |
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6、梶田半古の印 (印名「半古畫印」) 左:検証印 右:真印 若干かすれているが、字体の特徴・バランス、枠の湾曲具合など 全てに一致している。矛盾も無く真印であることが見れます。 他には其の時代の書体・絵筋などに矛盾ないかをチェックします。 梶田半古 Hanko Kajita |
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7、竹内栖鳳の印 (印名「栖鳳画印」) 左:検証印 右:真印 検証印は各字の間隔が広く、横幅が真印よりもある。 細かく見ると「栖」の木へんや「画」のバランスも違う。 この印は大作から色紙までに時々見られる印で、この検証印の作品も 粗雑な表具に全く栖鳳の絵筋と異なるものに押されています。 (重)(帝技)竹内栖鳳 Seiho Takeuchi |
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8、橋本関雪の印 (印名「關」) 左:検証印 右:真印 絹本に捺印され、表具時に若干よれてしまった形跡のある印で 比較しにくい部類のものですが、門構えの「日」部の左右バランス、 「丱」(この字体ではハに位置する)の4点のバランスも矛盾ありません。 この印は数ある関雪の印章でも比較的氏が好んで捺印したようで 右から2番目の印とともに押された本画の作品を多く見ます。 (帝技)橋本關雪(橋本関雪) Kansetsu Hashimoto |
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