【出身地・師系】 京都/3代六兵衛・塩川文麟(画)
【主な受賞】 1889(明治22)パリ万国博覧会に出品、銅賞受賞。
【略歴・作風など】 三代六兵衛の長男として生まれ3代六兵衛の死により1883(明治16)年に4代六兵衛を襲名。 若くより、塩川文麟に画を学び、幸野楳嶺や富岡鉄斎などと親交する。 作風においては、3代の大胆かつ積極的な作風とは逆に、信楽や伊賀、南蛮写、伊羅保、仁清写、乾山写など伝統的なものを手掛け、地味で温和な作品を多く残す。 また、彫塑的なものに優れ特に蟹の造形を最も得意とした。 1889(明治22)にパリ万国博覧会では銅賞を受賞しているが、あまり博覧会や展覧会などに出品せず、京都の中で伊東陶山や錦光山宗兵衛らと陶器研究団体「遊陶園」、伊東陶山、神坂雪佳らと「佳都美会」を結成するなど活躍した。 代表作に「蟹置物」「色絵秋草図大皿」など。
〔印 名〕〔陶 印〕 六角の中に大徳寺牧宗和尚の筆で「清」。又、瓢箪印「清水」、草書・体釘彫の書銘「六兵衛」を主に使用し、その他六角押印「清」別に「清六」「六居」などもある。
〔市場評価〕★〔美年鑑評価〕180万
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