【出身地・師系】 京都/初代 中村道年
【所属・任】 金鱗会主宰、道好会主宰など
【略歴詳細】 1月7日生まれ。父初代に師事する傍らで吉田紹清宗匠のもとで茶道を修行。昭和12年に初代没年に2代を襲名。が、同18年に戦時の為一時廃業しこの頃に表千家にて再び茶道を再び学びのち、即中斎宗匠より「八事窯」の名を賜り楽焼を専門として作陶するようになる。さらに森川如春翁のもとで修業し、昭和40年に東海伝統工芸展にて光悦風黒茶碗「雨雲」を出品し受賞。その後は大徳寺の瑞峯院や知多の弘法寺など、各地によばれて築窯し、茶碗などを作陶した。また若年より益田鈍翁や民芸陶芸家のバーナードリーチとも親交厚く、その傍ら楽焼の研究に精進し光悦写しではすばらしい茶碗を焼成した。4月67歳にて没。
印銘は、初代のものも使用しつつ六角印、及び「八事」の草書印を使用する。
〔陶 印〕 「八事窯」 「道年」 など
〔市場評価〕★
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