【出身地・師系】 岐阜県/5代 加藤幸兵衛 【所属・任】 日本工芸会正会員、多治見市無形文化財保持者など
【主な受賞】 東海伝統工芸展最高賞、日本陶磁器協会賞、加藤幸兵衛賞、国際陶磁器フェスティバル審査員特別賞、多治見市芸術文化部門功労表彰など
【略歴・作風など】 瀬戸焼作家の中では現在トップクラスの実績と人気を兼ね備えた作家の一人とされ、初期の頃より奔放で自由な表現と伝統的な瀬戸釉の融合により単なる古陶磁の写し物ではない独自の作品を制作。 なかでも赤志野(別項参照)、紅志野や織部の茶碗、色籠、茶入などの茶陶に抜群の発色技術が見られる。 また展覧会出品作などでは氏の大胆なデザインの作品がみることができ、伝統の茶陶作品、現代感覚を取り入れた出品作とどちらの作品もその評価は高い。
*赤志野:素の陶器に一度鉄釉を施しハケなどで取り除く、残った鉄釉が模様となりその上から志野釉薬をかけると、焼きあがったときに鉄釉薬の残っている箇所が赤く発色、取り除いた箇所が志野釉薬そのままに残り白と赤の二色の見事な発色が出来る。
〔印 名〕〔陶 印〕 「保夫」 「保夫印」 丸印「や」 「保夫」 など
〔市場評価〕★
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