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名鑑WEB ワンポイントアドバイズ

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10、清水六兵衛の陶印

左:検証印 右:真印

清水六兵衛の作品は六角印に「清」とする比較的に模造しやすい
陶印の為、江戸後期以降明治〜昭和まで贋作が多く出回ったことで
有名でこの検証印も
3代六兵衛を模した陶印と思われる。

まず見比べると全体的に真印は彫が深くはっきりとした陶印なのに対し、
模造印は重厚さに欠け紛らわしているおり、サンズイ編、「清」部分
いずれも粗雑でこういった陶印の六兵衛作品が当時大量に出回ったと思われる。

初代 清水六兵衛
Rokubei Kiyomizu1st
2代 清水六兵衛
Rokube Kiyomizu2nd
3代 清水六兵衛
Rokubei Kiyomizu3rd
4代 清水六兵衛
Rokubei Kiyomizu4th
5代 清水六兵衛
Rokubei Kiyomizu5th
6代 清水六兵衛
Rokubei Kiyomizu6th
7代 清水六兵衛
Rokubei Kiyomizu7th
8代 清水六兵衛
Rokubei Kiyomizu8th

11、加藤唐九郎の陶印 (陶印名「一ム」)

左:真印 右:検証印

現代陶芸の巨匠である加藤唐九郎氏の作品は、市場では
ほとんど出回ることなく、正に「幻」で金額相場も現在の陶芸界でも最高峰の
部類に位置する。その価値にあやかって贋物の生産は古今あとを絶たない。
この印も左の力強さに対し右の印は無名の茶碗にグラインダーやトリマで刻印しているため、
線にむらが有り、力強さも無い。
昨今は最初から贋物目的で焼成前に線彫した作品も横行しているので、
氏の作品は土を中心に作品全体の作行から判断し、今一度専門鑑定に
検証する事を、お奨めします。

加藤唐九郎
Tokuro Kato

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